ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

北ア山行2013夏(2)<明神池〜河童橋>

前回の続きです。

<前回の日記>
北ア山行2013夏(1)<上高地
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20130916


河童橋から1時間ほど弱あるいて、明神池までやってきました。
ほとんど平らですので、まあ散歩みたいなもんです。



河童橋〜明神池間の地図>


明神池は穂高神社のご神体と言うことで、明神池前には穂高神社の拝殿があります。



<明神池に隣接する穂高神社奥宮>


↑写真の拝殿の奧が明神池です。


明神池(上高地公式ウェブサイトより)
http://www.kamikochi.or.jp/spots/myojin-ike/


イワナがたくさん泳いでいるんだよねぇ。
でも入るのに200円かかるらしい・・・
入ろうか迷ったけど、子供の時に何回か池の畔にいっているので、今回はパスしました。
でもお賽銭だけはあげてきたw


ここは穂高神社の奥宮だけど、本宮は安曇野穂高町にあります。
本宮の方も小学生の時にいったよなぁ(あ、その後も何度か行ってるか・・・)


穂高神社wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%82%E9%AB%98%E7%A5%9E%E7%A4%BE

穂高神社(ウェブサイト)
http://www.hotakajinja.com/


ここまできて、ちょっと小腹が空いてしまったので、小屋で軽食をとることにしました。
明神池のすぐ近くにある嘉門次小屋にチェックイン。
蕎麦を賞味しました。



<明神池前にある嘉門次小屋>


この嘉門次小屋は、上高地を世に知らしめた英国人宣教師ウェストンの道案内をした猟師・上條嘉門次の子孫が経営する小屋です。

嘉門次小屋(ウェブサイト)
http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/kamonji-goya/

上條嘉門次
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%A2%9D%E5%98%89%E9%96%80%E6%AC%A1


ぼくは山菜蕎麦を食べたけど、わりとおいしかったなぁ・・・
あまりゆっくりしていると、お昼までに河童橋に戻れないので、ちょっと休憩したら出発です。
梓川沿いの道に戻り、明神橋を目指します。
といっても目と鼻の先ですが・・・



梓川沿いの道のおとうと>


そして、明神橋を渡り、対岸へ・・・
来た道を引き返すのもつまらないので、帰りは左岸(南岸)を歩くことにしました。



明神橋を渡る>



明神橋から梓川下流を見る>


梓川ってのはホント水量の多い川だよねぇ・・・
最源流の槍沢や涸沢だって、ここから歩いて行ける距離(といっても数時間)にあるのに、この川幅です。

ちなみにこの梓川は、松本盆地奈良井川高瀬川と合流し犀川と名前を変え、
その犀川長野市川中島千曲川と合流し北上、
新潟県に入ったところで信濃川と名前を変え、新潟市日本海の流れ込みます。

そう、上高地を流れる梓川信濃川の支流なんですよ。
知ってたかなぁ?みなさん・・・

明神橋から北を眺めると、明神岳が見上げる角度にそびえ立ちます。
この日は曇っていて上まで見えませんが・・・



明神橋から明神岳方面を見る>


晴れているとこんな風にみえるはずなんだよねぇ

明神橋からの明神岳(ググって見つけた写真)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/fb/143f88333f9d8b23410306548c787e27.jpg

まあこの山があるせいで、前穂高岳が見えないんだけどねぇw

明神橋を渡って南下していた道は、明神館前で丁字路となります。



<明神館>


右に行くと河童橋、左に行くと徳沢園・涸沢・槍沢方面です。
左に行きたいところですが、右に行きます。

散策路を歩いていると、マサ土のやまに出会いました。



<マサ土(花崗岩が風化してできた砂)>


マサ土は花崗岩が風化してバラバラになった砂ですが、このあたりの花崗岩は非常に若く、世界で一番若い花崗岩らしい・・・

この本に載ってました↓

『超火山「槍・穂高」―地質探偵ハラヤマ/北アルプス誕生の謎を解く』
http://www.amazon.co.jp/%E8%B6%85%E7%81%AB%E5%B1%B1%E3%80%8C%E6%A7%8D%E3%83%BB%E7%A9%82%E9%AB%98%E3%80%8D%E2%80%95%E5%9C%B0%E8%B3%AA%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%83%8F%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%9E-%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%97%E3%82%B9%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%AE%E8%AC%8E%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E5%8E%9F%E5%B1%B1-%E6%99%BA/dp/4635201015

散策路をひた歩きます。
ちょっとゆっくりしすぎたので、急がねば・・・



<樹林帯を歩く>


12時の10分ほど前に河童橋まで戻ってきました。
しかし仲間はまだ来ていません・・・



河童橋まで戻ってきた>


まあ、急ぐ旅でもないし、河童橋前のベンチで弟とふたりでゆっくりと、観光できている大阪のおばちゃんとお話をしていると、旅の仲間たちがだんだんと集まってきました。

僕らが職場仲間・兄弟で、妻子を置いて山登りに来ていることをおばちゃんに話すと、
「ええおくさんや〜。大事にせにゃあかんで!」と・・・

はいはい、奥さまたちには感謝しておりますw



<仲間たちと合流>



<仲間たちと合流>


どうやら雨は上がったようで、軽く陽もさしてきていますが、天気が持つかどうか・・・
全員そろったので、いよいよ、今日の目的地の岳沢小屋に向かいます。

つづく

北ア山行2013夏(3)<河童橋〜岳沢小屋>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20130919