ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

北ア山行2013夏(4)<岳沢小屋より・・・>

前回の続きです。

<前回の日記>
北ア山行2013夏(3)<河童橋〜岳沢小屋>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20130919


2日目の朝です。
今日はここ、岳沢小屋から前穂高岳山頂をピストンして、
上高地に下山し、白骨温泉で温泉ウマ〜、・・・の予定ですが、
・・・天気は



<朝の岳沢小屋>


この有様…
山小屋の前には雨具を着た登山者がうろいろしている点からも明らかでしょうが・・・



<重太郎新道方面>



<重太郎新道方面>


これから登る、重太郎新道方面もこの有様。
ちょっと登ったところから霧の中です。
この日の天気予報は雨ベース、午後になるほど悪くなるという予報です。
前穂山頂までの重太郎新道は岩場コースですので、雨降りは命取りになります。
これは「断念」が英断でしょう。



<重太郎新道の地図>


ちなみに、1994年に登ったときの重太郎新道は以下の写真のような感じ・・・



<前穂山頂方面を仰ぎ見る、1994年8月>



<重太郎新道の登り(後ろ姿は同行者の大学後輩)、1994年8月>


ということで、前穂登頂断念を確定したわけですが、
では、どうするか、ということになり・・・
まあ、とりあえず岳沢を下りて上高地を目指しましょう、と。
そして状況を見ながら、天気がなんとかなりそうなら焼岳にでも登ろうか・・・、
ということに決まりました。


ちなみに岳沢小屋、上高地河童橋)、焼岳の位置関係は以下の地図の通りです。



上高地周辺地図>


こう見ると、岳沢小屋から焼岳ってのは結構遠いよね。
でもまあ、代替案で登れる山といえばここぐらいしかないんだよね。


時間は朝5時半、岳沢小屋ともお別れです。



<岳沢小屋前で出発準備>



<岳沢小屋前で出発準備>



<岳沢小屋看板>


岳沢小屋って標高2170mなんだねぇ。前穂山頂は3090mだから、標高差900mか・・・
けっこうあるなぁ
4kmで標高差900mてかなりの急斜面ですよね。



<岳沢小屋の正面入口>


岳沢小屋に別れを告げ、ひたすら下ります。
下りは速いので、どんどん、どんどん・・・



<下山時、振り返って雪渓を見る>



上高地方面の眺め>



<岳沢より天狗沢方面の稜線(雲の中だが)>



<登山道を下る我がおとうと>



<登山道を下る一行>



<もうすぐ上高地、人物はおとうと>



<岳沢登山口に戻る>



<岳沢登山口(岳沢分岐)で皆で相談>


ということで、あっという間、7時前には岳沢への登りの分岐点まで下りてきてしまったわけです。
ここで、みんなで相談、これからどうしようか・・・
今日の日程は夕方までに白骨温泉にチェックインすればいいわけです。
どうする???


皆に意見を聞くと、「やっぱり山登りしたい組」と、「もうこうなったら上高地でダラダラしたい組」に分かれました。前者が4名、後者が3名でちょうど半分くらい・・・
じゃあ、焼岳登りたい連中は焼岳登って中ノ湯に下りて、上高地散策組はテキトーに散策して頃合いを見て白骨温泉にゆく、ということになりました。


ぼくはもちろん前者、「やっぱり山登りしたい組」です。
「やっぱり山登りしたい組」は、まささん、S本さん、おとうと、ボクの4名。
他の3名とはここで別れ、僕らは焼岳を目指すことにしました。


つづく

北ア山行2013夏(5)<そして、焼岳へ>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20130924