ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

北ア山行2013夏(6)<焼岳山頂へ>

前回の続きです。

<前回の日記>
北ア山行2013夏(5)<そして、焼岳へ>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20130924



<焼岳山頂詳細地図>


こうして10時前には、新中尾峠にある焼岳小屋にたどり着きました。



<焼岳小屋に到着>


焼岳小屋はちいさな小屋で、軒下ぐらいしか休む場所がありません。
中はどうも宿泊者専用のよう・・・
雨がしとしと降っているので、軒下以外でザックを開けてお店開く気もおきません。
小屋で食事もできそうにないので、ちょっと休んだら先を急ぐことにしました。
じつはちょっとオナカが空いていたんだけど、頂上に行ったらなんか食べられるだろうと・・・


焼岳小屋
http://www.m-kamikouchi.jp/yakedake/
http://www.japanesealps.net/north/hut/yakedake_goya.html


焼岳小屋からすぐにピークへの登りが始まります。このピークは焼岳展望台とありました。
たぶんこのリンク先の焼岳の写真の左端にある小山がこのピークに当たるんでしょうな。

http://k-kabegami.sakura.ne.jp/kamikoutikouyou/1.jpg


ちょうど焼岳小屋のある新中尾峠と中尾峠の間にあるみたいですね。
この展望台の山頂に行くと、パーティが休憩していたんですが、
彼らが噴気孔があることを教えてくれました。


噴気孔はこれ ↓



<展望台にあった噴気孔>


※岩に黄色くこびりついているのは硫黄ですよ〜


展望台山頂から下った鞍部は中尾峠のようです。
でも霧でよくわかりませんでした。
道標と岩にペイントされた白ペンキを頼りに焼岳に挑みます。



<霧の中登る、青いザックカバーはS本さん>


とにかくガスっているんで、どこまで登ってきたか正直わからんのよね。
所々、岩の隙間から火山ガスが出ているのが見受けられました。
さすが活火山です。



<霧の中登る、紫色の衣装は弟、黄色い方はまささん>



<霧の中登る、紫色の衣装は弟、黄色い方はまささん>


高度をだいぶ稼いだところでなんか晴れてきました。
目の前のたぶん頂上部分の溶岩ドームが見えてきています。
このまま頂上でも晴れてくれればいいんだけど・・・
それにしても風が強い・・・



<ちょっと晴れてきた>



穂高岳方面がちょっと見える>



<こちらは岐阜県側、笠ヶ岳方面>


すこし展望が見えてきました。
一瞬ですが、穂高岳方面や岐阜県側の新穂高温泉笠ヶ岳山頂部分を見ることができました。


しかし、それもつかの間、またまた霧の中に・・・



<溶岩ドームが目前に>



<溶岩ドーム直下>



<白ペンキの○を頼りに登る>


溶岩ドームを巻くように道がついていて、ほどなく、焼岳北峰と南峰との鞍部に到着しました。



<焼岳北峰と南峰との鞍部から北峰方面を望む>


鞍部では単独行山ガールがカップヌードルを食べていました。
単独行の山ガールってのもいるんだねぇ、初めて見たよ
時刻は11時半前ですね、ご飯にはちょうどよい時間か・・・



<焼岳北峰と南峰との鞍部から南峰方面を望む>


この焼岳は、北峰は登れるのですが、南峰は立ち入り禁止です。
たぶん火山ガスの影響とかそういう要因なんでしょうが・・・
南峰のほうが標高が高いのですが、立ち入り禁止では仕方がありません。
北峰を登って、ピークハントしたことにしましょう・・・

まあ、その前にこの鞍部でしばしの休憩。



<休憩する一行、左から、まささん、わが弟、S本さん>



<そして、休憩するオレ>


おなか空いちゃったんで、なんか暖かいものを食べたいとも思ったんですが、天気もアレなので下りてからちゃんと食べようということになりまして・・・
一応インスタントラーメンは持っているけど、沸騰するのに次官かかるしねぇ
僕以外はあまりおなか空いてないみたい。
俺ってそんなに燃費が悪い体なのか・・・


ということで、ありったけのカロリーメイトすべて食しました。
少しは腹持ちするでしょう・・・


一息ついたら、荷物をデポして、北峰頂上を目指します。



<北峰に登る>


登り出すとすぐに噴気孔が・・・
噴気孔周りは硫黄で真っ黄色です。
今まさに昇華した硫黄が析出しているのです。
ここで・・・



<硫黄たっぷりの噴気孔>



<硫黄たっぷりの噴気孔>


おお!硫黄の結晶!いおうの結晶!!!
じゅるる・・・


おっといけません


噴気孔から一登りで北峰山頂です。
鞍部から5分程度の登りですね。


山頂は霧で真っ白、眺望はまったく望めませんでした。



<焼岳北峰山頂>



<焼岳北峰山頂のオレ>



<焼岳北峰山頂の様子>


風もビュウビュウだし・・・
あまり長居してもしょうがないので、そそくさと頂上を後にしました。

でもまあ、日本百名山のひとつだし・・・
今度は天気のいいときに来たいなぁ

でも、天気のいいときに登るのはもったいないな
上高地周辺は魅力的な山が多すぎて困ります。


つづく

北ア山行2013夏(7)<焼岳山頂から中ノ湯へ>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20131126