王立宇宙軍 オネアミスの翼
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
こんなタイトルの映画(アニメーション)を知っていますか?
アニオタなら知っているだろうけど、なかなか普通の人は知らないかもしれない。
この映画、エヴァンゲリオンを作ったガイナックスが初めて作った映画で、1987年に上映されたもの。もう20年も前の作品なんですよね。
で、この映画、ぼくは15年ぐらい前にテレビの深夜枠でやっていて、それを見て初めて知ったんだけど、そのとき強烈なインパクトを受けて、その印象だけは覚えていた。
見たのはそれ一度きりだったんだけど、その後、仲間内ではこの映画はスゴイ、とよく話していたもんです。
しかし、最近You Tubeで、この映画のクライマックスシーンを見つけてしまいました。
http://www.youtube.com/watch?v=JgVi_I-w2Lc
これを見たら、急にまた見たくなってしまって、急遽DMM(ウェブで借りれるレンタル会社)で借りて見ることにしました。先日届いて、見たんだけど、スゴイ!!
15年前に見たインパクトは本物でした。たぶん、宮崎駿のどの作品よりもスゴイと思う。アニメーション以外の映画の中でもこれほど完成度の高い作品は見たことがない。
結局3日余りの間に4回も見てしまった。
内容をかいつまんで説明すると、
舞台は地球の1950年代ぐらい科学技術レベルを持つある惑星。その惑星でも地球と同じように米ソに対応するような国があり、その一方が宇宙開発をするために30年前に宇宙軍を創設。しかし宇宙軍とは名ばかりで、いまだに無人の人工衛星を飛ばすのがやっとというレベル。その宇宙軍の将校のシロツグが主人公。シロツグは毎日無気力で無為な日常を送っている。宇宙軍は海軍や空軍といった他の軍に馬鹿にされ、政府も宇宙軍を創設したことを後悔し、機会があればつぶそうとしている。そのような中で、宇宙軍司令官が世界初の「有人人工衛星打ち上げ計画」を発案する。駅前で布教活動のためにビラ配りをしていた女性(リイクニ)と出会い改心したシロツグは、宇宙飛行士に志願する。
以下、あとのストーリーは以下のページが詳しいです。
http://www.axcx.com/~sato/story.htm
(↓上記のページのホーム)
http://www.axcx.com/~sato/owindex.htm
見ていない人にどこがスゴイのかを説明するのは難しいけど、一応列挙してみると・・・
・地球とそっくりなどっかの惑星が舞台だが、その世界の描写がスゴイ(リアリティの追求が徹底的)
・リイクニの心理描写がうまい(原罪意識を持つ人の思考パターンがよく表現されている)
・「歴史」というものを作者はよく理解している。
もっと書きたいんだけど、時間切れなので、明日に続く。
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