ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

出産手当金

出産の話は前回の日記で書いたんですが、それに伴って今度は出産に関する補助の話。

正直、出産に関する費用についてはあまり調べてなかったんだけど、出産が無事済んだんで、いろいろ考えにゃならなくなった。
で、出産に対して公的補助が出るらしいんだけど…
いろんな人から「後でお金が返ってくるよ」「ほとんど費用はかからないよ」と聞いていたんですが、どうやらそうではないらしい。
まあ制度がちょくちょく変わっているみたいなんで、いつ産んだかで状況がだいぶ違うらしい。

結局、うちの場合は出産だけで60万程度かかるみたいだし、他に合併症(腎盂炎になってしまった)の入院費用が15万かかってるし、その他検診に1回当たり8000円程度(全10回くらいかなぁ?)、逆子対策の針灸で1回5000円の4回。
合計で、ゲッ!90万ぐらいかかってるのか!!

そして公的補助は、出産育児一時金の30万のみ…。
赤字じゃん!!
すげ〜、嘘つきだぁ〜。

つうか、誤算だったのが、「出産手当金」ってやつ。
http://allabout.co.jp/finance/ikujimoney/closeup/CU20030830A/index.htm
これが、30〜50万程度はいるみたいだったんだけど、ゼロです!
資格対象外だって!!
うちの奥さん、12月いっぱい働いていて、そこで退職、1月18日に出産したんだけど、
以前は退職後6ヶ月以内に出産した場合には支給されたらしい。
しか〜し、去年4月の法改正(この場合改悪だっつうの)で、出産時に在職していない人は対象外になったんだとさ。
なんですか、この制度は。

だいたい仕事している人は保護されて、仕事していない人は保護されないって、なんかおかしくないですか?
むしろ、働いている人の方が収入的には恵まれていると思うんだが…。

うちの場合は、子供のことを考えて、奥さんは仕事を辞めました。
生まれた後、1歳そこそこで子供を託児所に預けて自分は仕事に行く。これって子供にとってはかわいそうじゃないかな、って。
少なくとも、小学校に上がるくらいまでは、愛情一杯育ててあげたい、って。それに託児所に預けると、預けている間、どんなふうになっているかわからないし…(まあ虐待されているとは言わないけど)。
あと、働いても、その稼ぎの一部を託児所費用を持って行かれるのなら、自分で育てた方がいい、ってのもあるんだけど。

この考え方って間違っているんですかね。
なんかこの「出産手当金」の制度を見るにつけて、まじめに子供に向き合おうと考えていることを侮辱されているようにも思えるんですよ。
子育てに励む主婦ってのは、働いていないから社会に貢献していないから、保護する必要はない、って言われているみたいで…。

子育てって一大事業ですよ!
そんなのを仕事の片手間でやっていいものか、と思える。
少なくとも小学校上がるぐらいまでは、いかに子供と向き合うかが大事だと思うのに・・・。
いや、働きながら子育てしている方を批判している訳じゃないですよ、考え方ですから。
ただ子育てに専念したい人に対しての扱いがあまりにも惨い。

政府は本気で少子化対策する気があるのだろうか?
年金なんかは、受給者が五月蝿いから対策しているけど・・・
ぼくら、子育て世代が黙っていすぎなのだろうか?

もっと年金享受世代みたいにクレーマーにならないといけないのかなぁ

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