ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

スタンプラリー

ゴールデンウィークに家族で長野県の渋温泉に行って来ました。
ゴールデンウィークと言っても、連休の狭間、7日(木)から9日(土)の2泊3日、渋滞知らずの快適な旅でした。

この渋温泉、長野県の北東部、志賀高原の麓あたりにある温泉で、知る人ぞ知る名湯です。
正確には、湯田中渋温泉郷の一角にあります。
http://naganoken.net/shigakogen.jp/spa/4d.htm

長野県北東部から群馬県北西部にかけてのこの地域は、多くの温泉があり、湯量も豊富。湯田中温泉渋温泉のほかにも野沢温泉草津温泉四万温泉なんかもこの地域ですね。浅間山の周辺つうことで、火山活動も活発で、その結果、温泉もたっぷりなんでしょうね。
渋温泉のホームページはこちら。
http://www.shibuonsen.net/index.html

で、この渋温泉には、外湯が9個所もあるんです。
あ、外湯とはいわゆる公衆浴場ね。宿の他に、街の中に公衆浴場の温泉が点在しているんです。
で、この外湯を入って歩く「外湯巡り」つうのがあります。
http://naganoken.net/shigakogen.jp/spa/4d3.htm
http://www.shibuonsen.net/aro/index.html

この外湯巡りとは、渋温泉の手ぬぐいをもっておのおのの外湯に行って、そこで手ぬぐいにハンコを押して歩くっつうもので、いわゆるスタンプラリーね。
このスタンプラリーにぼくも挑戦してみました(お袋と一緒に回りました)。
2泊3日で9個所だから、まあなんとか行けるっしょ、と思ったけど、結果、2日目に8個所回ることに・・・。
まあ弟は、以前同じようにこの渋温泉のスタンプラリーに挑戦して、1日で9個所入ったらしいから、それよりはマシだけど(弟は湯あたりしたらしい)。
1日目は宿のお風呂で終わってしまった…。実は泊まった宿にも5つのお風呂があって、しかもそれぞれに泉質が違うもんですから、思わず全て入ってしまったんで、外湯に行く余力がなかった…。
宿泊したお宿: かめや旅館
http://www6.ocn.ne.jp/~kameya/
http://www.hikyou.jp/nagano/sibu/kameya/kameya.html

まずは、2日目の朝食前に宿から一番遠く温泉街の下の方の三番湯・二番湯・一番湯と攻めていった。この3つは朝一だったせいか、熱くて熱くて…。湯船に水道水をガンガン入れて、蛇口の周辺の少しぬるくなった部分になんとか浸かった。お袋のほうは、あまりに熱くて湯船につかれず、掛け湯にしたそうな。この3つは若干鉄さびの臭いがしたけど、まあお湯が赤いって程ではなかった。

昼間の観光から帰って、夕飯前に2軒、宿からやはり一番遠く温泉街の上の方にある五番湯、四番湯に入る。五時半過ぎだったため、結構はいる人もいるみたいで、お湯は丁度よい温度だった。ここも鉄臭かったかな?まあ二番湯のほうが鉄臭かった気がするが…。あまりにたくさん入ったんで、うる覚え

そして、夕ご飯後、さらに3軒。九番湯(大湯)、八番湯、六番湯の順で入る。なるべく宿から遠い方から攻めて、宿の真ん前にある七番湯だけ残した。
九番湯(渋大湯)がやはり看板だけあって、一番印象的だったな。お湯も一番濁っていて、ハードそうな温泉でした。こちらも鉄臭さプンプン。渋温泉の外湯で1つだけ入るとしたら、やはり大

湯をお薦めします。湯船もデカいし。
一方、一番さっぱりした湯だったのは、六番湯。こちらはあまり特徴がないというか、透明で無臭(かな?、ちょっとは臭いしたかもしれんが)の優しいお湯でした。湯ノ花が漂っていたのもこの六番湯が一番顕著。最初は湯垢かと思ったが・・・

そして翌朝、3日目の朝ご飯前に宿前の七番湯でしめました。このお湯も六番湯に似て、優しいお湯。

まあ、そんなこんなで、9個所制覇!!
手ぬぐいは写真のようにたくさんのハンコで埋まりました。


外湯巡りをやってて気がついたんですが、ハンコだけ押して温泉に入らないというズルしている人が結構いたということ。
ハンコ台が外湯の建物の外にあるので、それができるんです。
お湯から上がって外に出たら、ハンコ押している老夫婦がいて、建物に入るかと思って、戸を手で押さえておいてあげたら(実は外湯の戸は施錠してあり、宿泊客しか入れない仕組みになっている)、その老夫婦の旦那さんは中に入ってお風呂を覗くと、すぐに出てきた。
他にもハンコ押してるのに入ってこない人をたくさんみかけました。
確かに九個所はいるのはちょっとキツいが、ズルはちょっとねぇ〜
僕とお袋はちゃんと全て入りましたよ、ホント(番外湯の信玄の窯風呂は有料なんで行かなかったが・・・)。
お陰で今でも肌がスベスベです。

全部入っての総評は、一つ一つ泉質が少しずつ異なっていたこと。
ただ、場所的に近いお風呂は泉質が似通っていました。
「一番・二番・三番」と、「四番・五番」と「六番・七番」という感じで似てたね。
特に六番と七番はそっくりだった。

温泉成分表を見てみたら、どこも
全体的には陽イオンが、ナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、
陰イオンが、塩化物(Cl)、硫酸(SO4)が主成分でした。
ナトリウムとカルシウムの濃度が各外湯で若干量が異なっていたかな?
鉄臭いとこは鉄イオンが極端に多いのかと思ったら 、そうでもなかった。
成分を数字にするよりも、人間の感性のほうが鋭いってことかな

ちなみに入ってはいないけど、となりの安代温泉(街としては渋温泉と繋がっている、徒歩五分ほど)の外湯の成分表を見てみたら、その温泉はナトリウムとカルシウムの他にカリウム(K)分が多く含まれていた。こんなに近いのに泉質違うのね。今度は安代温泉にも入ってみたいな。

だいぶ長々と書いてしまった…
凝り性だから、日記書くと長くなって困る…

一枚目写真…ハンコを押した手ぬぐい

二枚目写真…七番湯の湯船

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