ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

スペインその3

まだ1日目だね、あはは。
うちの奥さんが海外初めてだったんで、日本人がオーナーの宿の方がいいかな、と決めたのがこのアクロポリスという宿。オーナーの矢田さんってかたはあごひげが長くてまさに仙人のような人でした。この宿のある場所がバルセロナの観光地から少し離れた住宅街にあり、さらに看板すら出していないのでタクシーの運ちゃんもしばらく迷っていました。しびれを切らして運ちゃんは携帯から宿に電話、ようやくたどり着きました。もう12時近く、チェックインしたらすぐに寝てしまいました。
一泊50ユーロの部屋はダブルでシャワーとトイレがついていて最低限のホテルとしての機能は備わっています。ただ部屋が殺風景なのとお湯の出がよくないのが玉に瑕ですが...。安宿としては十分ですし、ぼくが海外で使っているホテルと同じぐらいのレベルでしたが、うちの奥さんは最初ちょっと躊躇していました。しかしすぐ慣れました。
何も安宿泊まらなくてもよかったんですが、日本人宿にこだわった結果こうなりました。
ちょっと遅めに起き出して町に繰り出しました。ホテルを出て坂を下った先に出会う大通り沿いに一軒のバル(Barのこと、スペインではどこにでもあり、食事もできるしお茶もできるしお酒も飲める便利な飲食店)があって、そこで朝食を摂りました。ここのバル、オーナーのオヤジがなかなかファニーな人で、気に入ってバルセロナ滞在中の4日間、毎朝ここで朝メシ食べてました。この日はクロワッサン2個にジャガイモオムレツと野菜オムレツ(いわゆるスペイン風オムレツね)、それと紅茶を頼みました。食べきれないぐらいの量がでてきておなか一杯!。翌朝からは二人でオムレツ1つにしました。このクロワッサンも馬鹿デカいんだなぁ、これが。
この大通りをさらに5分ほど歩いた交差点にレセップスという名のメトロ(地下鉄)の駅があって、そこからメトロ(ちなみに3号線です)に乗って町の中心部へ向かいました。5日後に次の訪問都市ヴァレンシアからグラナダまで夜行列車を使う予定でしたので、そのチケットをとるために国鉄の駅を目指しました。