ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

不思議な出来事...

家から最寄り駅である京浜東北線与野駅までの間に神社があるんです。足立神社という名前なんですが、わりと大きな神社なんです。森(「杜」というべきか)もちゃんとあるし、鳥居も一之鳥居から三之鳥居まである。その前をいつも歩いていくわけですが、昨日の晩、帰り道にふとたまには手でも合わせてくるか、と寄ったんです。このあたりに引っ越してきて一年あまり、そういえばこの神社の敷地に入ったことがなかった。そう思い入ることにしました。
入り口のところに「いわれ」が書いてある看板があり、それによるとどうも始まりは奈良時代に遡るらしい。いわゆる地母神ですな。この土地の主みたいなもんです。
考えてみればこの土地に引っ越してきて一年の間、土地の主に挨拶しなかったわけです。これはちょっと罰当たりかもしれん。
まあ、そう思い拝殿まであるいていって、100円玉をお賽銭箱に入れ、手を合わせました。
その後、拝殿と本殿をぐるっとまわってみましたが、思ったよりも立派な神社だったんだな、と改めて感じました。
さてこうして自宅へ戻り、一晩明けて今朝、通勤の道すがら神社の横の道を通りかかったときです。神社の境内のほうにふと目をやると、木々が林立する場所に一人の品の良さそうな老人が立っているんです。彼は後ろ手に手を組んで、微動だにせずずっとこっちの方を見ているんです。あまりにも動かないんで、目の錯覚なのかと思ったのですが、確かに人なのです。しかもかなりはっきり見えたので霊とかそういったたぐいには見えません。格好も現代風の普通の格好をしているし。
急いでたので、確認はできませんでしたが、あれはいったいなんだったんでしょうか?おそらく散歩途中のおじいちゃんが神社に立ち寄っただけなんだろうけど、それにしてもあの林立する木々ととけ込んでしまったようなしっかりとした立ち方には何かそんな説明ではかたづけられないような何かがありました。
今思うと心なしか面長なところが去年亡くなったじいちゃんに似ていたような気もするんだよなぁ〜
まあ、超常現象だろうが、ただの散歩中のおじいちゃんだろうが確かめようがないし、オイラ的にはどちらでもいいんだけど、こういったような体験が神秘体験として世に語られるようになるんですな。
オイラはどっちでもいいです。ただ自分の感じたことを素直に受け入れます


ロバのティールーム
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