ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

六助ふたたび−1

「2008/9/5」と「2008/9/11」の日記で書いたけど、久々に石掘りに目覚め、8月末に秩父鉱山に行ったわけです。で、六助、石灰沢、中津と訪れたけど、六助は途中で断念したのねん。
その後、六助のことがずっと頭から離れず、この前の日曜に六助鉱床に行ってきました。
当日は、高曇りだったけど、天気の崩れはなさそう。
7時頃、家を出発し、現地には10時には到着しました。車を止めて六助沢と広河原沢の出会いまで歩くと、車が止まってる!
先客がいるようだ。まだ六助に登る人がいるんだなぁ〜、なんて思いながら、沢を登ってゆく。砂防ダムを2つ越え、大きな石がゴロゴロ転がる沢を登ってゆくと、上から作業着姿の人が降りてきた。
彼の名はTさん。なんでも幕張?の方から来たらしい。9時ぐらいから登って、結局場所が判らず戻ってきたそうな。
そこで、ぼくが案内することにした。
案内すると言っても、前に登ったのは8年前。95年に描いた地図があるが、結構いい加減な地図で、かつ記憶もあやふや、さらに現場の状況がかなり変わっているので、かなり危なっかしいもんです。
8月にたどり着いた廊下を通過し(いや〜、結構足下悪い場所だった、昔もあんなんだったかな?でも、廊下のとこは変わり様がないが)、更に登ると滝が現れる。あれ?こんなんあったかな?地図にも描いてないし・・・。でも見たことあるような気がするが・・・
滝を巻いて、さらに上へ。所々にトラロープがあるので、やはり時々人が入っているようです。だんだん水が濁ってきた。転がる石にも赤錆が目立つ。これはズリが近い証拠。
また滝が現れる。この滝は記憶にある、たしかこれを巻いた上にズリがあったはず。
滝を巻くために、右側の尾根にとりつき(ここにもトラロープが張ってあった)、尾根によじ登ると、尾根の上に小屋が建っていたと思われる窪地があった。
この窪地は記憶がある。そこから沢の上流の方を眺めると、ずっと上まで閃緑岩の石の廊下(といってもここは20〜30°くらいの斜度がある)が続いている。尾根を伝いながら、途中からその沢に降りて、よじ登る。


1枚目写真・・・沢の最後の登り(閃緑岩の廊下部分)

2〜300メートルほど上がると視界が開け、見覚えのある風景が見えてきた。
あの尾根の上に確か小屋があったはず・・・
さらに尾根を100メートルほど登り、尾根の上にたどり着いた。


2枚目写真・・・沢から尾根への登り(人物は文中登場のT氏)

小屋は、朽ち果て柱一本を残すのみとなっていた


3枚目写真 ・・小屋の跡。右の方にかろうじて柱がある(わかるかな?)

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