ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

六助探索行20091017 その1

先週の土曜日、また秩父鉱山に行ってきました。
今回も六助鉱床の探索です。
一体何回行っているのやら…
最近はホントに石の日記しか書いていないような気がします。
まあ、秋は石掘りのベストシーズンですからね。
でも、最近では、石掘りよりもその鉱山の成り立ちとか遺構探索の方がメインになっちゃっているような…。やりだすと疑問が解決するまでトコトン深掘りしちゃう性格なんで、仕方ないっす。納得いくまでやります。

さて前置きはこれぐらいで…
先週の土曜日、10月17日、六助鉱床の探索に出かけました。
今回も同志と共に、
前回一緒だったMottyさんと、Mottyさんのお友達Theophさんが同行しました。
前回は、貯鉱場の上部で戦前の鉱山施設跡、住居跡、公衆浴場跡、坑口を発見しました。
今回の目的は、この最深部の施設へ向かう正式ルートの探索です。
これだけの施設があるのだから、きっとこの施設へ向かうための道があるはずだ、というのがこの計画の着想点でした。
まあ、それ以前に、実は去年の夏に探索した際にそれらしき道を発見していて、貯鉱場からの帰りにかなり下までたどっていったことがありました。しかし、その時は途中でロストしてしまい、下までたどりつけませんでした(その時はそのまま貯鉱場まで戻り、六助沢を下った)。
今回、この探索にあたっていろいろと調べた結果、道の入口を把握でき、図上ではある程度その道の全貌が推測ができたため、それを実証する形になりました。

朝9時頃、MottyさんとTheophさんとこまどり荘で合流し、10時頃より推定した地点からそれらしき道をたどり始めました。はじめつづら折りの登りがあり、ある程度高度をかせいだところから、緩やかな登りの山道となりました。山の中腹に取り付いているような道で、所々、道を横切る沢があり、それを裸の木を束ねて作った橋で越えていく、そんなような道です。

山道は全体的にはこんな感じ





所々にこんな感じの木の橋や工事現場の足場の鋼板で出来た橋があります。





橋の下は100mくらいの急斜面で、落ちたらたぶん死にます。

この道を使って、無事、貯鉱場までたどり着くことができました。
下の写真は貯鉱場への最後の登り。



ただこの道は、所々で崩落個所があるのとロストする可能性のある場所があり、100%安全な道って感じではないですねぇ〜。
しかし、管理はされているようです。たぶんニッチツさんがたまに見回りに来てるんでしょうね。

下の六助沢遡行ルートと比較したら、ぼくはやはりこちらを選びますね。堰堤越えとか、滝登りとかがない分、楽は楽ですから…。
しかし、こっちのコースは滑落したら何十mのレベルですので、即死です。
木の橋も踏み抜かない保証もないし…
いずれにしても、六助鉱床に行くには命がけなのには変わりないってことかな…。

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