ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

巡礼の旅<九州・熊本〜大分> 1

2月5日(金)から7日にかけて、母、オイラ一家、弟一家の計3家族で九州巡礼の旅にでかけました。
巡礼といっても寺を回って歩いたわけではありません。
亡き父の足跡をたどる旅です。

前にも書いたけど、父は一昨年の12月に他界しました。


関連ブログ
あれから1年か…
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20091202


その父が90年代半ばから約5年間、単身赴任をしていた地が熊本と大分。この2つの県を訪れ、ゆかりの地をたどり、ゆかりの人とあうのが今回の目的。
…、と書けばカッコいいのですが、実際のとこは今が旬のフグを食べて、観光して、ついでに前に会社の人とか行きつけの料理屋とかの人と会ってこよ〜、みたいなノリです。
まあ、発起人はお袋なんですが、その頃、お袋はしょっちゅう熊本と大分に行っていたので、前に行ったとことか思い出の場所を歩いてみたいってのもあるわけです。
単身赴任とはいえ、実際にはお袋は今月は東京で住んで、翌月は熊本で住んで、みたいに二重生活みたいなことをしていたんで、お袋にとっては地元みたいなもんです。

お袋はできるだけ長く滞在したいと言うことで、前日の木曜日から現地に入り、しっかり一人で観光し、そして向こうで知り合った友だちにしっかり会ってきたようです。
ぼくら一家と弟一家は金曜日から現地に入りました(フライトは違いましたが…)。

うちの娘は2歳にして初飛行機!
おいらなんて、小学2年生まで乗ったことなかった!はやすぎ!
飛行機に乗ると、娘はしばらくして寝てしまい、熊本空港に着くまで起きなかったので、結局フライトは全く楽しんでいないんだなぁ〜


熊本空港にて乗ってきた飛行機を眺める娘と嫁


埼玉からの子連れですので、ゆっくりペースで、熊本空港には3時半過ぎに到着。シャトルバスで熊本市内まで来たときには、もう夕暮れでした。
ホテルにチェックイン後、夕暮れの熊本市内を散策。
とりあえず熊本城だけは見てきました。


熊本城


熊本城の石垣(外堀)


加藤清正


もうすでにこの時点で5時半過ぎ。6時過ぎには父の行きつけだった料理屋に行くことになっていたので、慌ててホテルに戻りました。
ホテルで母、弟夫妻と合流後、料理屋へ。


和食の店 なか田
<ホームページ>
http://www.washokunomisenakata.com/


<ブログ>
http://www.washokunomisenakata.com/hpgen/HPB/categories/66483.html


<僕らが来た日(と前日)のブログ>
http://www.washokunomisenakata.com/hpgen/HPB/entries/54.html
http://www.washokunomisenakata.com/hpgen/HPB/entries/55.html


↑こんなホームページまで作っていたとは知らなかった。
女将さんに帰りがけに「ホームページ&ブログ見てね」って言われて、帰宅後にチェックしてビックリ!


参考
食べログ 熊本>
http://r.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43000083/
http://taishin-world.com/room/gurume/nakata.html


この「なか田」ってお店は、父が熊本にいたときに毎日のように通っていた店です。
会社の接待とかにもかなり使ったみたいで、それでお店が成長したそうな…。
ぼくも1996年に一度、父に連れてきてもらったことがあります。

でも元々は父が見つけて店ではなく、母が見つけたお店です。
母は、マンションからほど近い場所に父が通うのに丁度よいお店がないか探して、見つけたお店だそうな。母が熊本にいない間も安心して夕ご飯が食べられるように…。
父は全く料理をしない人だったので、母は熊本に行くと料理をたくさん作って、それをじゃんじゃん冷凍して置いておくんだけど、さすがに毎日それを解凍したご飯じゃダメだと思ったのでしょう。
手前味噌ながら大した母親ですよ…。
で、お店の側もそれを判っていて、いつも高カロリーなものばかりじゃなく、たまにはまかないとか、おからとか、そういったものを出すように気を遣ってくれたみたい…。


なか田の料理(手前は馬刺し、奥は刺し盛)


「鍋」と「弟」と「甥っ子」と「ウチの娘」


まあ〜、とにかく料理がウマかった!やっぱここは料理人(旦那さん)の腕がピカイチです。さすがに京都の料亭で修行していたっていうだけあります。
ぼくの熊本での目的だった馬刺しもたらふく食べられたし…。
お刺身もイカにウニが挟んであるやつとか、中々しこうがこらしてあってよかった。
また、アジの干物がスゲ〜旨かった!干物とは思えない味!まったく干物臭さのないアジなんて初めて食った。たぶん人生の中で一番旨いアジの干物です。ウチの娘はむさぼり食ってました。

とまあ、しこたま喰って、しこたま飲んで(九州では珍しい日本酒をのんだ、名前忘れた、旨かった)、女将さんやら旦那さんやらとだいぶ盛り上がって、楽しかった。
これで父の供養もできたっつうもんです。

帰りがけにみんなで記念撮影をしました。



こうして九州での1日目は終わりましたとさ…
つづく


巡礼の旅<九州・熊本〜大分> 2
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20100209

                                                      • -

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http://www.k5.dion.ne.jp/~himar/