巡礼の旅＜九州・熊本〜大分＞　４

巡礼の旅＜九州・熊本〜大分＞　３
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20100210
の続きです。

２月７日（日）、
この日は宿泊している別府から国東半島の大分空港に行くだけです。
距離も２０キロ程度だし、昼過ぎのフライトまでに間に合えばいいし、最悪高速道路もあるからまあ昨日に比べたら楽な日程かな…

別府から大分空港までの地図＜Googleさんの地図に加筆＞

昨日の晩が遅かったし、子供連れの旅なんで何やかんやで時間がかかり（なんだか子供のせいばかりにしているなぁ〜）チェックアウトは９時半頃。
さて、今日の予定はどうするか、と、
まあ車に乗ってから家族で相談。

　１案…別府市内観光→杵築→大分空港
　２案…杵築へすぐいく。

の２案あったんだけど、昨日臼杵で同じような町並みを見てるから、杵築は行けたら行く、つうことで別府市内をウロウロすることに…。
今日のドライバーはオラの嫁、ナビはオイラ（助手席）
とりあえず父が住んでいたマンションに行ってみよう、つうことで、そのマンションを目指す。

マンションの場所＜Googleさんの地図に加筆＞

父が住んでいたマンションはこのあたり、
別府観光港から山側にまっすぐ上がったところ、別府市石垣東７丁目。
ぼくも１回か２回来たな。

マンション全景

マンション周辺（北の方角を望む、車はレンタカーのステップワゴン）

「サンフローラ」っつう名前のマンションだった。確か最上階か上から２番目の階ぐらいに住んでいて、ベランダからフェリーの「サンフラワー」が出入港するのがよく見えました。
なんだか懐かしいなぁ〜。
まさに巡礼の旅になってきた…

さて、マンションを訪れた後、どうするかということでみんなと相談し、とりあえず鉄輪温泉に行こうということに…

別府→鉄輪→明礬→血の池→杵築　の地図　＜Googleさんの地図に加筆＞

鉄輪の湯煙が見えてくると、やっぱりその先の明礬温泉まで行ってしまおうか、ということになりさらに先を目指します。
明礬温泉は湯ノ花を採るためのアシで作った小屋が有名。

明礬温泉

明礬温泉から別府湾方面を眺める（手前の橋は高速道路）

こんな感じの湯の花をあつめるアシの小屋がたくさんある

みんなは名物のプリンを食べるというのですが…

地獄蒸しプリン
 http://www.okamotoya.net/sell/index.html
http://r.tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000034/dtlrvwlst/731186/

…、ぼくは前日前々日の暴飲暴食のためか食欲が湧かずにパス。
みんながプリン喰っている間、その辺をブラブラしました。

湯の花の採集方法が書いてあった看板

その足元をみると、明礬の毛状結晶が！！

拡大すると…
うぉ〜！！
早速、採集採集！！
九州に来ても鉱物採集！

そして、そのすぐ近くにはアシの小屋から湯気を逃すためのパイプが…

パイプには硫黄がびっしり！

拡大すると…
うぉ〜！硫黄の針状結晶！
さすがにこっちは熱すぎて採取できず…

ただ硫黄はちょびっとだけど落ちていたので採集しました。
家に帰って、顕微鏡で観察するのが楽しみです。

明礬温泉の後は、血の池地獄へ。
別府の地獄の中で、ひとつだけいくとしたらここかな？って感じで、ここに決めた。
時間的に１個所が限度だし…。

血の池地獄

俯瞰

前来たときと建物とかが一新してました。そりゃそうだ、１０年以上たってるもんなぁ〜。
血の池っつうけど、結局、吹き出した鉄イオンの多い温泉が空気と反応して赤い酸化鉄（?）が沈殿してるだけ、なんだよね…
そういったら身も蓋もないか…

11時も過ぎていたので、血の池より空港に向かいながら昼食・観光しようということになり、大分空港へと進路をとりました。
血の池地獄からは、ＪＲ日豊本線の亀川駅前を通り、そこから日出町（「ひじ」と読みます、城下ガレイで有名）を経て、杵築に向かいました。
杵築まで来たときにはすでに12時近く、メシ屋を探すがろくな店がなく、結局時間だけがロス。14時15分発のフライトにのらにゃあかんので、そろそろ空港に向かわんと…。
一便遅い便に乗る母を杵築バスターミナル前で降ろして、ぼくらは昼メシをとらずに空港に向かうことにしました。
母はこのあと短い時間ながらも杵築の町を散策し、十分堪能できたようです。２回目の訪問だったようで、町の構造を把握していたようなので…。

一方ぼくらは、国道をひた走り、途中ガソリンを入れて、レンタカー会社に立ち寄って、レンタカー会社の人の運転でなんとか1３時ちょっと前に空港に到着。
荷物を預けた後、空港ビル３階で昼食を摂りました。