ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

千葉石シンポジウム@千葉県立中央博物館<2>

前回の続きです。

千葉石シンポジウム@千葉県立中央博物館
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20110712

ということで、展示をば…

まずは千葉石関連の展示。
千葉石の展示は企画展でしたので、いまは展示されていない・・・ハズ。



<千葉石の展示(全景)>


↑上の大きい分子模型の左が石英、右が千葉石。
下の段は千葉石などの珪酸の包摂化合物の籠の模型
下の段の籠の組み合わせで、上の段左の格子構造ができあがります。
ちなみに下の段手前の小さな分子模型は、包摂されるアルカンです。
この模型は西久保氏が作ったそうな(たいへんだったろうなぁ…)



<千葉石標本(ルーペで拡大)>

↑拡大された部分に千葉石の結晶があります(光ってよく見えないねぇ…)



<千葉石を観察する来館者(顕微鏡で観察できました)>



<千葉石と共産する鉱物>


↑共生鉱物としては、石英(水晶、珪酸塩の結晶)、千葉石仮晶の石英(千葉石から結晶構造が残ったまま置換された石英、要はアルカンの包摂されていない千葉石)、オパール(含水珪酸塩)、方解石(炭酸カルシウム)、イカ石(イカイト、含水炭酸カルシウム)など…



<千葉石の発見者>


↑左の写真:左のヒゲの方が西久保氏、右が本間氏
右の写真;右の若い人が門馬さん、左は西久保氏



<千葉石が発見された露頭(現在はこれより1mほど掘り込まれている…)>


↑2000年代初め頃の写真らしい。いまは、マニアにより1mほど掘り込まれている…。
いまのところ、公式にはここの露頭しかない…


千葉石に関する展示はこんな感じです。
ほとんど時間がなかったのですが、常設展示もサラッと見てきました。



<千葉石以外の展示(嶺岡帯の展示、左手前…蛇紋岩、右手前…枕状溶岩、奧はなんだろう…?)>



<千葉県で採れる鉱物>


とまあ、こんな感じ。
閉館時間の4時半になり、そそくさと博物館を後にします。
博物館前にいつもの採集仲間4名が集まったのだが、夕飯食うのも中途半端だし、お茶するのもねぇ…
つうことで、千葉港にドライブに行くことにした…
とりあえず海を目指す



<シンポジウム終了後、千葉港あたりをぶらり〜 正面は新日鐵の圧延工場>



<千葉港 ダチョウ(大型クレーン)がいっぱい!>



<堰堤に登る同行者たち… 何とかは高いところが好き?ってかwww>


埠頭でたむろっていると、視界に千葉ポートタワーが…
行ってみようか、ということになる…



<メシ時まで時間があったので千葉ポートタワーへ(もちろん登らないwww)>



<ポートタワー下の土産物屋で売っていたチーバくん



<夕日の浜辺に散策する同行者たち>



<ちなみにポートタワー>



<夕日でスケスケのポートタワーwww>



<夕日の浜辺でたたずむ女…(正体は、いつもはハンマーを持つ軍曹ですw)>


とまあ、ポートタワーまわりで時間を潰し、ビーチコーニングをして、
そろそろ夕飯時ということで、通りがかりのびっくりドンキーにチェックイン。
メシ食って、だべって、西船橋まで送っていただいて、帰途につきました…

みなさま、お疲れ様でした。
おしまい