北方領土
先週、2月7日は「北方領土の日」だったらしいが、
その2月7日にtwitterでこんなことをつぶやいていたんだなぁ・・・
<2月7日のツイートまとめ>
http://d.hatena.ne.jp/damascus+twitter/20120207
<2月7日のツイート>-------------------
カル災糖 @Calcite_CaCO3
傘が壊れるほどの強風な日が誕生日なのはいいんだが、北方領土の日とか向井理の誕生日と同じとか言うと、神妙な顔をされる。何故だ。
<というつぶやきに対して・・・>
【オイラ】 09:10:34 via web to @Calcite_CaCO3
@Calcite_CaCO3 おめでとう!プレゼントは歯舞諸島をどうぞ!
カル災糖 @Calcite_CaCO3
@robanotearoom 歯舞諸島からリッチな輝安鉱が出たら惜しくなるくせにw
【オイラ】 09:18:02 via web
@Calcite_CaCO3 歯舞からは出んだろwww 択捉なら欲しいな、硫レニウム鉱が採れるしwww
→ https://sites.google.com/site/fluordoublet/elements/rhenium
【オイラ】 09:20:30 via web
鉱物クラスタの諸君!今日は北方領土の日だ!択捉島の硫レニウム鉱が欲しくないか!硫レニウム鉱は我々のモノだ!択捉島を取り返し、硫レニウム鉱を採集しに行こう!さあ、立ち上がれ!硫レニウム鉱のために・・・
【オイラ】 10:42:52 via web to @chabin14
硫レニウム鉱→http://d.hatena.ne.jp/doublet/touch/20111026/p2
世界で択捉島のみで採れる鉱物です。
レニウム→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0
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なんていうくだらないやりとりがあったんだが、
せっかく北方領土が出たんで北方領土で一本ブログ書くことにした。
まず北方領土で鉱物採集と言えば、上にも挙げた硫レニウム鉱ですな。
なにせ世界で択捉島でしか採れないらしいから、日本の領土になれば、日本新産鉱物となるわけです。
まあ、発見したのはロシア人でしょうけど・・・www
他に北方4島に鉱物資源があるのかなぁ、とおもってググってみたら・・・
北方領土の鉱物資源について
http://d.hatena.ne.jp/doublet/20050203
あらまぁ、また山猫だぶさんのページだわい・・・
他にこんなことに興味がある人はいないんかねwww
彼のサイトより引用すると・・・
【山猫だぶさんのサイトより引用】------------
「末尾のリストはオレがチョイスしたので必ずしも正確な数ではないのだが、ここに載っているのは鉱床記載と鉱物記載、地下資源開発に関する論文。
国後島は17,択捉島は20,そして歯舞と色丹はともに0。」
「もちろん択捉+国後と、歯舞+色丹を比較するとサイズがまったく違うので、排他的経済水域を考えると、水産資源の点では前者に大きな価値がある。
そして、地熱や鉱産資源においても、択捉と国後には大きな価値があり、歯舞と色丹はクズ同然だということらしい。」
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ということで、やはり鉱物的に価値があるのは択捉・国後だけで、歯舞・色丹はどーでもいいレベル、っつうことですな。
「鉱物オタよ!硫レニウム鉱は欲しくないか!北方領土返還運動をしようではないか!」
なんて、いいながら、ではホントに北方4島は返ってくるの?つうことで、
独立行政法人 北方領土問題対策協会
http://www.hoppou.go.jp/index.html
なんつう、わけのわからん独立行政法人のサイトに行ってみた
(こんな団体あるんだねぇ、どうせ外務官僚の天下り先だろw)
まあ、ここの北方領土の概要がわかりやすいのではっておく。
http://www.hoppou.go.jp/gakusyu/islands/index.html
これによると、
北方4島の総面積が5,036.0(km2)、
うち択捉島が3,184.0(km2)、1,498.8(km2)なわけで、
択捉・国後の2島だけで総面積の93%を占めます。
歯舞・色丹は総面積の7%なので、まあ2島返還で幕引き、とすればロシアはすぐに応じるでしょうね。ただそれじゃ全く面白くないね。
北方領土の返還交渉については上のサイトよりwikiのほうがわかりやすいので、こっちをはっとく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F%E5%95%8F%E9%A1%8C
wikiの下の方をみると、四島返還論、二島譲渡論、二島先行(段階的)返還、三島返還論、共同統治論、面積2等分論など様々な案が出ているらしいが・・・
オイラ的には、3島返還論(歯舞・色丹・国後)が一番現実的だと思うんだがなぁ・・・
面積2等分だと、択捉の中に国境線が出来ちゃうんで、ロシアは絶対に嫌がる。
ロシアにはウルップ島と択捉島の海峡を確保できれば十分満足だと思うんだが・・・
と、いろいろ書いてきたが、結局のところ、現在はロシアに完全に実行支配されているし、軍事的衝突も起きていないので、ロシアが本気で交渉する気はないだろうし・・・
これで少しでも軍事衝突が起きていれば、それなりに解決する気にもなるんだろうが、そこまでも差し迫った危機感がロシアにはない。だから話は進まない、当たり前だ。
本気で返して欲しいんだったら、軍事的な威嚇は不可欠なわけで・・・。それをして、それでもって交渉に臨まなければ、相手にされない・・・(いや戦争を擁護しているわけではないよ)
一番弱いとこは、北方4島に日系人が住んでいないこと。これで少しでも日系人が住んでいて、彼らが日本への帰属運動を起こしてくれればちょっとは話が違ってくる。
第二次大戦前なら住民如何にかかわらず簡単に割譲・併合がされていたが、第二次大戦以降は、住民がどこに帰属したいかが重要なポイントなる。現北方領土にはロシア人しか住んでいない(と思う)ので、この点が弱い。
だから、日本人の有志がロシア国籍を取得して北方四島に移住して住民運動起こせばいいと思うんだけどねぇ。
まあ、もしくは現北方領土住人にロシア人に札束握らせて、日本への帰属運動起こさせるとか・・・
まあそこまで本気でやるやつはいないんだろうなぁ・・・
要は、「北方領土返せ」って本気で行っているヤツはほとんどいないってことなんだろうねぇ。
ちょっとむかつくけど、そこまでやる気はない、って人がほとんどなんだろう・・・
もっとうがった見方をすれば、実は北方領土問題はロシアとの緊張関係を維持するための猿芝居という可能性も否定できないね。
対米従属是認者が米軍をいつまでも日本に引き留めておくためにわざと領土問題を煽っているのかも知れないね。そういう意味では北方領土問題は撒き餌なのかもしれない。
そうすっとますます解決なんてありえないな・・・