六助春の輝安鉱祭り その1
春ですねぇ・・・
雪が溶けて、いよいよ山での鉱物採集の季節がやって参りました。
GWは石掘りしまくるぞ〜・・・ってことで、第1弾!
秩父鉱山六助探索です(またかよ!)。
もう何度登っているかわかりませんが、今回は同行者(大佐、軍曹、ふじねこさん)もいます。
今回の目的は、「ログ取り」と「輝安鉱の採集」です。
ログ取りのほうは、大佐が立派なGPSを持っているので、彼のGPSを頼りに各ポイントの正確な位置を確認できます。大佐様々ですわいw
輝安鉱のほうは昨年末のリベンジです。
石友てるてる氏を案内したところ、いままでボクがスルーしていた場所で、彼がしっかりと輝安鉱をゲットしてしまったからです。
これは嫉妬です!彼をぎゃふんと言わせたい!なんてね・・・
以下、てるてる氏の一緒に登ったときのブログ↓
秩父鉱山六助探索行_2011秋 その1
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20111216
秩父鉱山六助探索行_2011秋 その2
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20111218
そして、てるてる氏のブログ↓
< planetscope >
http://iwatteru.blog47.fc2.com/
2011/12/3日記「秩父鉱山六助沢での採集」
http://iwatteru.blog47.fc2.com/blog-entry-156.html
今回も沢登りルートではなく、昔の山の中腹の鉱山道ルートです。
同行者の大佐、軍曹、ふじねこさんのうち、大佐は一度登っています。
そう、それは2009年、この道を事前の文献調査で見つけて、その確認のために初めて登ったときに彼は登っているのです。
そのときのブログ
六助探索行20091017 その1 2009/10/19
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20091019
※このブログの中でTheophくんとして登場するのが大佐ですw
軍曹とふじねこさんは初めて・・・、さて無事たどり着けるか・・・
例によって例のごとくの山の中腹に付けられた山道でございます。管理されているのかは不明。
そして、最難関の木の橋。いつも最初に渡るときに躊躇します。
落ちないかどうか・・・
まあ落ちなきゃなんてことないんですけどね。
ボクは何度も渡っているのでもう慣れちゃったけど・・・
さらに鉱山道をダラダラと登り・・・
やがて沢にぶち当たり、ナメ滝をトラバース(ここは大して難しくない)
さらに建設現場の足場用鋼材を利用した橋を2つ渡り・・・
ようやく第1のズリに到着。
このズリは貯鉱場南側の沢のもう一つ南の沢にあり、ずっと上の方の尾根直下にある坑口群から排出されたものです。
この上の坑口群は2010年9月に調査済み(その時のブログ↓)
秩父鉱山六助探索行_20101011<1>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20101022
秩父鉱山六助探索行_20101011<2>
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20101023
一応、初めての方も多かったのでここで30分ほど採集。
その後、貯鉱場南側の沢に向かいます。ここへは第1のズリより支尾根を一巻きです。
貯鉱場南側の沢でも一応採集を行いました。
貯鉱場直下のこの「貯鉱場南側の沢」は15年ぐらい前まではズリでビッシリだったのだが、そのズリ石もみんな落っこちてしまって今や岩盤が見える状態です。
ズリの厚さは5mぐらいあったんじゃないかなぁ
たぶん1999年の豪雨が影響しているのかと・・・
あ、写真中では落ち葉がごっそり溜まってますねぇ
ここで採集&昼飯を摂って、さらに先を目指します。
六助の真骨頂はこの奧なのですから・・・
今日は時間がないので貯鉱場はパスです。
というか、もうすでに貯鉱場はロクなもんがない不毛状態なので、行ってもあまり益がありません。さらに奧を目指します。
そうそう、以前この辺りを通ったときに尾根上に施設跡らしきコンクリートに塊を見つけたのでした。それはこれ↓
<2011年11月探索時に見つけた尾根上のコンクリート構造物>
※その時のブログ
秩父鉱山六助探索行_2011秋 その2
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20111218
これは登って確かめてみるしかあるまい・・・
ボクと大佐は急峻な斜面を登りました。
(軍曹とふじねこさんにはその間、「貯鉱場北側の沢」で採集して待ってもらいました。)
<コンクリート構造物を目指して急な斜面を登る>
これがまた急なんだなぁ・・・
40°ぐらいはあるだろうか・・・
木の幹を掴みながら、ひーひー登っていくと、あれ?なんか輝安鉱っぽい石が落ちてる・・・
唐突に輝安鉱登場です。なんでこんなとこに
ちょっと分かりにくいので拡大すると↓
ね、刀状の結晶がたくさんついてるでしょ?
これが唐突に斜面に落ちていたんですよ。しかもこれだけ・・・
まあ上から落ちてきたんでしょうな。上に輝安鉱の貯鉱場でもあるのでしょうか?
期待を胸にさらに登ります。
<参考までに「輝安鉱」のリンクを貼っておきます>
http://www.weblio.jp/content/%E8%BC%9D%E5%AE%89%E9%89%B1
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%9D%E5%AE%89%E9%89%B1
http://www.shikoku.ne.jp/mineral/ichi-18.htm
登っていくとコンクリート構造物がだんだん見えてきました。
あれ?意外と小さいな・・・
<尾根上のコンクリート構造物>
たどりつくと、かなり小さい・・・
<コンクリート構造物は索道の台座かな?>
幅は2mもない。索道の台座かんなんかかな?
ちょっとガッカリ・・・
さらに少し登ると、見慣れた光景が
なんだ、貯鉱場じゃないか
だいぶ痩せたね、貯鉱場。
なくなるのも時間の問題だね。
この輝安鉱はたぶんこの貯鉱場から落ちてきたのね
ここの貯鉱場からの眺めはいつ見てもいい
弁当食うにはピッタリの場所だ(もう既に食べてしまったが)
ザッと貯鉱場の石を眺めた後、貯鉱場から鉱山道に通じる道を使って、軍曹とふじねこさんが待つズリに下りました。
長くなったので、ここで一旦切ります。
つづく
六助春の輝安鉱祭り その2