ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

3つの忘年会

今月は会社絡みの忘年会以外に正味3回の忘年会がありました。
厳密には忘年会と称していないただの飲み会的なものもあったけど、実質忘年会ね。
その内訳は、

1)12月12日(土)…mixiの鉱物採集コミュの人たちと(ミネラルショーの後で)
2)12月19日(土)…慶應の通信課程の人たち(ニフティ慶友会の人たちと)
3)12月26日(土)…哲学仲間(近現代哲学研究会)の人たちと(勉強会の後で)

とまあ、オイラの多趣味を反映するようなこのラインナップ!
手を広げすぎかぁ〜
まあ、座右の銘
「やりたいことはすべてやる」
にすることにしたので、こうなるのは当然の帰結でしょう。


1)鉱物採集コミュの人たちとの飲み会
これは前にミネラルショーのことを日記に書いた際にちょっと触れましたが…
【関連するブログ】
札束採集@東京ミネラルショー
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20091214

この東京ミネラルショーの後に、会場の入口でmixiのコミュの人たちと合流して、飲み屋へ行きました。この飲み会がまたちょ〜マニアックな飲み会で…。たぶん端から見ると、オタクの集まりに見えたかもしれません。けど、8人参加で半分4人が女性なんですよねぇ〜。石オタ(あえてこう呼ばせていただきます)はむさい男ばかりの時代じゃなくなったつうことです。
話題はもちろん石のこと。
・どこの産地ではやれどの鉱物がでるだのから、
・短波長を当てると蛍光する鉱物はエネルギー的にこう遷移するからだの、
・このX鉱物のA原子のイオン半径はB原子とほぼ同じだからそれが置き換わったY鉱物もこの産地から出そうだ、だのこういった感じ。
ほとんどマニアの世界ですねぇ〜。全体的にやはり化学系の技術屋さんが多かった(ぼくも化学の技術屋出身)。あとは考古学の出身の方とか…。


2)慶應義塾大学通信課程に在学中の人たちとの飲み会
これは学校のお友達との飲み会。前にも書いたけど、現在、ぼくは会社員であり学生です。大学の通信課程(法学部)に在籍中。実は通信も2回目で、以前は文学部にいて、2年ぐらい前に卒業しました。
【関連するブログ】
卒業証書もらってきた
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20080324
今度は法学部
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20090522
スクーリング始まる
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20090809
スクーリング2期が終わって3期へ…
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20090817
祭りのあと…  夏スク終了!
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20090826

この日はそのご学友、慶應通信で勉強している方々のサークル、ニフティ慶友会の忘年会です。
ニフティ慶友会
http://nifkei.org/

場所は新宿の住友三角ビルの49階のアジアンキッチン。

↓三角ビルは中が中空なんだよねぇ〜



このビルは来る度に失敗作のビルだと思う。間取りが最悪。
ただ眺めは確かにいいな。
↓飲み会の席から見た夜景。



↓飲み会の雰囲気はこんな感じ



ここでは、鉱物なかまの飲み会とは違い、文系勉学トークが炸裂です。いろんな学部(文・法・経)がいるので、様々な話題が飛び交います。まあ、主な話題は、
 ・A科目のレポートをどういうふうに書いたらいいか、
 ・卒論のテーマについて
 ・この科目のここがわからないけど教えて
 ・昨今の判例について
 ・藤原時代の天皇の位置づけについて
 ・般教の地学のレポートが通らない
 ・科目試験にはどんな感じの問題が出た?
などなど…。
そのほかいろいろなこと話したな。結構、おしゃべり炸裂してしまって、イスラーム世界について、東方キリスト教イスラーム国際法、部族法と近代国家の法の折り合い、イスラーム法と国連法、日本人はなぜ旧政権を皆殺しにしないのか(大陸の人たちは皆殺しに歴史)、日本人の「恨み」の精神性、死刑になりたくて犯罪を犯す人に死刑制度は果たして有効なのか?、フッサールハイデガーについて、などなど好き放題しゃべりまくりました。
あと、最近どっぷりの鉱物についても講釈たれてきた。
結局、2次会にも行き、帰宅したのは深夜2時半過ぎでした。


3)近現代哲学研究会の人たちとの飲み会
こちらは1〜2ヶ月に1度ぐらいやっている哲学思想の勉強会の仲間との飲み会です。昼間4時間ぐらい勉強会をやって、夜飲み屋でのんで帰るって感じ。
今回の勉強会の内容は、メルロ=ポンティの「人間の科学と現象学」という論文についてで、この論文は『眼と精神』という本に所蔵されています。90ページぐらいの短いやつで、フッサール現象学についてのポンティなりに解説されているものです。
いつもは14時から18時まで勉強会で18時半ぐらいから飲みに行くのだけど、レジメ担当者の都合で(子供が熱を出した)、勉強会は16時始まりました。今回は短めの論文でしたので(いつもは200〜300ページぐらいの範囲になります。)3時間ぐらい(19時頃)で終わるかなと思ったら、議論が白熱して、結局おわったのは20時(4時間やってたのね)、その後飲み会となりました。いつも東大の教育学部輪講室を借りているので(メンバーに東大教育学部の大学院生がいるため)、飲み会は地下鉄の本郷三丁目駅のすぐ近くの行きつけの居酒屋でした。

この飲み会での話題はやはり哲学・思想・心理学などが多いです。特に今回は臨床心理士の方が2名いて、ほかに心理学出身の方もいたので、心理学が主な話題になったかな。例えば、
統合失調症(昔で言う精神分裂病)とボーダーラインの症状似ていて誤診して違う薬を処方して悪くなるケースがある、とか、
・薬は対症療法であってホントに治そうとするには薬で症状を抑えた後に患者の思考パターンに新たな意味連関を与えて置き換えてあげないと再発する、とか、
・カウンセリングには現象学的還元の手法がうまくつかえる、とかこんな感じかな。


3つの飲み会、こうしてみるとホントに全然ちがうタイプだなぁ〜。いかにオイラが節操なくいろいろなことに首をつっこんでいるかがようわかります。
でも仕方がありません、全てやりたいんです。
知的欲望の赴くままに歩く旅人ですから…。
ぼくの知的世界への彷徨はたぶんこうして死ぬまでつづくのでしょうな。

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