ロバのコラム

『ロバのティールーム 』 https://www.robanotearoom.com のコラムです。

八ヶ岳山行2010<4>横岳(奥の院)→天望荘→赤岳

前回の続きです。

八ヶ岳山行2010<3>硫黄岳→横岳(奥の院
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20100926


前回は、横岳(奥の院)まで書いたな。
横岳(奥の院)はまだまだ横岳岩稜帯の序の口。
まだまだクサリ場&ハシゴが続きます、うっほ〜!
やっぱ山登りはクサリ場&ハシゴがないと物足りんです。そんなボクにはぴったり!!

一応ルート図載せと来ます。



ルート図 <硫黄岳→硫黄岳山荘→横岳→赤岳天望荘→赤岳→中岳→赤岳→赤岳天望荘>


前にも書いたけど、横岳は複数の岩峰群の総称。次々に岩峰が現れるので、正直どこがどこだか把握し切れていない部分もあります。そのため以下、赤岳天望荘までの岩峰の名称と写真とは一致していないかも知れません。あしからず。

奥の院、無名峰と岩峰はつづき、三叉峰に到着。
この三叉峰を登山道は巻いていますが、休憩&展望を楽しむために、ピークに登ってみました。



<横岳(三叉峰)山頂より。阿弥陀岳と麓(西側、諏訪方面)の風景>


左側の大きな山は阿弥陀岳。真ん中当たりのこんもりした山あたりから、諏訪大社上社御柱祭りの御柱を切り出すらしい(御小屋山というらしい)。左上奥の方に諏訪湖が写ってるんだが、わっかるかなぁ〜。
あ、諏訪の御柱祭りを知らない人はここ見てね↓

御柱祭公式ホームページ
http://www.onbashira.jp/

上社の御柱山「御小屋山」
http://www.city.suwa.lg.jp/kanko/info/detail.jsp?id=2743&pan=hakase



<横岳(三叉峰)山頂より横岳(無名峰)、横岳(奥の院)を望む。奥は硫黄岳。>


一番奥のこんもりした山が硫黄岳。硫黄岳は遙か彼方にいってしまいました。
そして横岳の長〜い稜線がつづきます。
水飲んで、カリント食べたら、縦走再開です。



<横岳三叉峰から石尊峰へ。所々にハシゴがある。>



<横岳石尊峰?から赤岳方面>


だいぶ赤岳が近づいてきました。



<横岳より八ヶ岳東側の尾根群>


縦走路より東側斜面を見ると、八ヶ岳主脈と直交する尾根群が平行して並び、まるで波のようにみられます。西側とはちょっと異なる光景ですな。



<横岳の岩場(詳しい場所はようわからん、鉾岳付近かな?)>



<横岳のいままで歩いてきた岩稜を振り返る>



<赤岳天望荘が見えてきた!>


そして横岳の岩稜帯の終点が近づく頃、赤岳のダイナミックな山容が姿を現します。そして、その稜線のたもと辺りに今日の晩宿泊予定の赤岳天望荘が見えてきました。



<赤岳への山稜のダイナミックさに圧巻!>



阿弥陀岳も近づいてきた>


阿弥陀岳もだいぶ近くなってきました。
横岳の岩稜帯もとうとうおしまいです。



<地蔵尾根の分岐、「地蔵ノ頭」まできた>


地蔵ノ頭は横岳岩稜帯の終点にあたる場所。ここからは地蔵尾根という尾根が西の麓の行者小屋まで降りています。ここから、赤岳天望荘は目と鼻の先です。



<今日の宿泊地、赤岳天望荘は目前!(でもまだ11時)>



<赤岳天望荘に到着。昔は赤岳石室と言ったなぁ>



<赤岳天望荘より見た阿弥陀岳



<赤岳天望荘より横岳方面を振り返る>


宿泊地の赤岳天望荘に到着しました。でもまだ11時過ぎなんだよねぇ。
まあ、こうなることは予想していたので、その場合には阿弥陀岳まで足を伸ばそうか、という話になっていました。まずは、赤岳天望荘で昼食を採ることにしました。
ぼくは当初、オーレン小屋で弁当でも作ってもらってそれを携行するのかと思っていたんだが、実は最初から山小屋で昼飯食べることを計画立案者は想定していたようです。
山小屋の多い八ヶ岳では、こういうのもありだね。

みんなはカレーライス、ボクは牛丼を注文しました(ぼくはカレーライス(日本風の)は駄目なんだよねぇ〜、何で駄目なのかはいずれブログで書きませう)。

昼飯を食い終わっても、12時前。
しかし、阿弥陀岳まで行って、こちらに戻ってくるのはだいたい3〜4時間はみないとつらい。果たして行ってこれるか?
荷物を置いて空身で行こうか、との案も出たが、片道1時間半にもわたる登山に空身ってのは危険だな。結局フル装備で行けるとこまで行き、駄目なら引き返す、ってことで話はまとまった。

12時すぎに赤岳天望荘を後にしました。
赤岳山頂までは天望荘から約30分ほどです。ただし、ずっとザレ場の急登。



<赤岳天望荘より赤岳を目指す>



<赤岳への登りから、赤岳天望荘を見下ろす。後ろの山は横岳>



<赤岳山頂を目指す我が弟>


この登りはちょっときつかったな。今まで横岳はずっと縦走でほとんど高低差なかったからねぇ〜。
でも距離は大してないので、ほどなく山頂に到着。


赤岳は標高2899m。
3000mにはちょっと足りませんが、堂々としたものです。
赤岳は北峰と南峰の2つの峰から構成されています。北峰には、赤岳頂上小屋があります。



<赤岳山頂(北峰)に建つ赤岳頂上小屋。24年前は看板が新しかったなぁ〜>


ここで、24年前の写真と比較。
看板だけが古くなって、あとは大して変わっていないことにビックリ!
↓24年前の赤岳頂上小



<1986年の八ヶ岳山行。赤岳頂上小屋。看板が変わっていない!!>



<赤岳山頂(北峰)は大賑わい>


24年前も、もちろん赤岳山頂に立っています。
これ↓



<1986年の八ヶ岳山行。赤岳山頂にて。>



<赤岳北峰より南峰を望む(横の建物は赤岳頂上小屋)>


賑わう赤岳北峰を後に、南峰に向かいました。といっても5分もかからんが・・・。



<赤岳南峰より阿弥陀岳方面の縦走路を望む>


赤岳から阿弥陀岳って近いよねぇ〜(見た目は・・・)。
でもコースタイムは、阿弥陀岳の取り付き(中岳コル)まで1時間、そこから阿弥陀岳往復で1時間弱、さらに取り付き(中岳コル)から赤岳に戻ってくるのに1時間半。
最低でも正味3時間はかかるわけだが、さて行ってこれるかな・・・。



<赤岳南峰より権現岳方面。左から三ツ頭、権現岳ギボシ編笠山。>


赤岳より南、権現岳方面にはキレットと呼ばれる難所があるんだが、ここはいずれ是非とも踏破したいなぁ〜



<赤岳南峰より北峰を望む。建物は赤岳頂上小屋。>


赤岳北峰に建つ赤岳頂上小屋は掘っ立て小屋みたいだが、これで300人の収容能力があるっつうからスゲ〜よなぁ。どんな部屋なんだろうか・・・

さて、赤岳山頂を堪能したところで、阿弥陀岳に行きますか・・・


つづく
八ヶ岳山行2010<5>赤岳→中岳→赤岳→天望荘
http://d.hatena.ne.jp/damascus/20100928

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